今時の宣材写真は修正するのが当たり前?
へぇ~うち修正なんか全然しないけど・・・笑
うちのスタジオに撮影来た人たちなら知ってるけど、ホントに撮って出しのデータをそのまま渡しています。
全くやらないわけではないけど・・・
でもまあ、ほとんどやらないです・・・
イベコンやキャバ嬢はたまにありますけど、そのまま持って帰るケースがほとんどです。
まあ後から自分で加工してるのかもしれませんけど・・・
ああ、そういえば選挙用の写真なんかは全部修整しましたわ・・・笑
宣材写真と言っても色々な用途があるので一概には言えないけど・・・
オーディション用の写真なんかはあまりいじらないことをお勧めします。
吹き出物やクマなど、普段は本来そこにないはずのものがある場合などはともかく、そもそも撮影が決まっているのに、そんな状態であると言う事が自己管理・体調管理がきちんとできていないと判断されます。
だから修正してほしい・・・と言うのはちょっと違うんじゃないですか?と私などは思いますけどね・・・
でもまあ、一応やりますよ?加工・修正・・・
オーディション用宣材写真で絶対にやってはいけない加工・修正
基本的にうちでは、形を変える修正はNGとさせていただいています。でもやりますよ?お金さえ出していただければ・・・笑
(究極奥義『フォトショの力』で・・・笑)
顔の大きさを一回り小さくして、お目々パッチリ、口角を上げて、バストボン!ウェストキュッ!ヒップをクイッ!足の長さも身長も変えられます・・・笑
何だったら、ミランダ・カーにでもしましょうか?
えっ!?目の色?うん替えられる替えられる・・・
で、その写真、オーディションに出して書類審査通ってオーディション行って、どうします?
『私たちはこの写真に写っているこの笑顔が見たい』なんて言われたら・・・
『写真の方が足が長い』『写真の方が目が大きい』『写真の方が血色が良い』『写真の方が綺麗』なんて言われたら・・・
宣材写真を撮る目的は何ですか?
自分が気に入った本来の自分ではない写真を撮ることですか? それともオーディションに合格することですか?
SNSやプロフに使うものであれば前者でも構いません・・・でも、ことがオーディションとなると話は別です。
オーディションを受ける人は当然合格することを目的としていると思いますので、度を越した加工修正は、逆にマイナスイメージになってしまうと言う事に気を付けましょう・・・
本来自分には出来ない事を加工修正の力で出来ているように見せるわけです。
現実の自分とそうあってほしい自分は違うのです。
みんなその時だけは調子のいいことを言うの・・・
そのときまでには加工したこの写真のようにちゃんとしておきます・・・って・・・笑
宣材写真撮ってるときに出来ない事が、そのときにちゃんとなんかできるわけないじゃん・・・笑
そんな器用なことが出来るなら今頃オーディション合格しているはず・・・
第一、宣材写真を撮っている”今がその時”だと言う事に気づけないようでは、これから先も”その時”はめぐってこないです・・・
だって、その時に気づけないんだから・・・笑
まあ、写真屋さんの言い分なんて所詮ビジネスだから・・・
本当に腕に覚えのあるカメラマンは、加工修正ありきではなく、撮影の段階でどこま自分が思い描いたものに近づけるかを計算するからね・・・